闇金ドッグス4 感想 (ねたばれあり)

忠臣さんがただただ辛い。「忠臣さんって笑うんすね」にほんまそれ!!が止まらない。



闇金ドッグス4を鑑賞(@あまぞんプライム)。今回は今までのとは打って変わって、忠臣さんが辛い。ラストの

「俺たちはそいつらから金むしり取るだけだ」

って言葉が、ほんとに辛い。ただただ辛いシーズン4だった。でも忠臣さんの人間味もたくさん見えた。忠臣さんは、やっぱりかっこいい。


豊田がはじめにお金を借りに来た時の忠臣さんの表情はなんかもう、なんともいえない感じで胸が痛かった。今まで見たことないような、ああ忠臣さんの心ん中今ぐちゃぐちゃなのかな、ぐらぐらしてんのかな、って分かっちゃうような分かってはいけないような……もうこれはもう、山田が上手いんだ。山田裕貴が上手い(何様だお前)。

まあそんな今回はもろ忠臣さんの回だったわけだけれど、ちょくちょく挟んでくる須藤のセリフも心にぐいぐいつき刺さってくるものがあった。

「忠臣さんって、笑うんすね」

これにはもうなんかもう、ほんまそれ!!!ほんまにそれ!!めっちゃ笑うよ!!可愛いよ!!!って感じだし、その後の忠臣さんのセリフがまたもう、

「あの人は特別だ」

やめてくれよやめてやってくれよおたくが死ぬよ……そしてこれ以上忠臣さんを失望させないでおくれ……いやもう元々希望なんて持ってない人だけれども……ああ辛い。



途中、AV社長から金を巻き上げる際うまくいかず、新事務所に帰ってきてからもイライラが止まらない忠臣さん。それはどう考えてもいつもの安藤忠臣じゃなくて、じゃあなんで?って考えて、最後まで見て、ああそうか、と思う。豊田がいるから。豊田の存在に、忠臣さんの心がかき乱されてるから。仁義なんだよ、やっばり忠臣さんの根源は。


ちょっと印象に残ってるシーンは、というか、個人的に忠臣さんの夢女になりてえ!!(?)と思ったのが、豊田の就職祝いをしていたところに元子がやってきたシーン。忠臣さん、ほんと人間できてんなあって思うんだけど、あの場でスッと帰るって。どこぞのイケメンやねん。須藤司もびっくりだよ。

そう考えると、忠臣さんは元子の存在も分かっていたはずだから、というか、忠臣さんは鋭い方だし、豊田がお金を借りに来た時も、貸さずにいることは、できたはずなんだ。でも貸した。しかも『信用』を担保に。追い貸しも、した。あの後、忠臣さんはどうやって豊田から取り立てたのだろうか。地獄の底まで追いかけるのが安藤忠臣だから、つらい。ラストはなんか変なシーン(アフロに失礼)で終えるわけだけど、だから豊田への忠臣さん取り立てシーンは一切ない。「十日後」とは言ってあるから、そのままにしたはずはないけどでも。多分、自由に想像してくれってことだと(勝手に)解釈すると、取り立てにはいっただろうな……つらい。



最後。元子が住んでいた部屋が映るシーン。もしかしたら、2人は逃げたのかも、しれない。どこか、どこか遠くへ、二人で。割られたはずの貯金箱はテープでぐるぐる巻にして直されていて、洗濯物はいくつか干したまま。わからない。わからないけれど、2人は幸せに暮らしていたらいいんじゃないだろうか。美しい映像だったから、死んだのかもしれない、とも思ったり。


あとは、忠臣さん主演のAVは社長だめですわ。いやほんとに。忠臣さんAVとか見るのかな。いやー見ないだろうなーてか女に興味無さそうだし。ってそれはシーズン6に繋がるのか。にしても忠臣さんAV……あかん笑う(余談です)。



あーあと忠臣さん、須藤の女(債務者)に「忠臣はやだ。だって目が怖いもん」と言われる。振られました忠臣さん。イライラしてます忠臣さん。あの場に自分がいたら須藤に飛び蹴りしてるわ!!!!!女にもするわ!!!!(またまた余談です)